井上ひさしだったか靖だったか

昨年末に山本という23歳の新人が『SAKURA』のホールスタッフとして入社し、今月には念願のキッチンスタッフが入社予定で、


 

 

 

 

 昨年末に山本という23歳の新人が『SAKURA』のホールスタッフとして入社し、今月には念願のキッチンスタッフが入社予定で、『SAKURA』はかねてからの人手不足が一応の形ではあるが落ち着いた形となった。

 

 これに伴い入社以来4年にわたり、立場的には一番下であった『SAKURA』キッチンスタッフの浅野が先輩となり、後輩たちを教育する立場になったのだが、浅野から、自分は人に物事を説明するのが不得手であるため不安である、という趣旨の相談をされた。
 
 僕はというと『教育』という言葉を聞いて思いつくことといえば、『やってみせ 言って聞かせて させてみせ 褒めてやらねば 人は育たじ』という山本五十六のあの説教臭い言葉がぼんやりと頭をかすめるくらいのもので、取り立てて教育論のようなものも持ち合わせていないのだけど、『できうる限り言葉で物事を説明する』という事に関しては、やはりぼんやりとではあるが、心掛けているつもりでいる。もちろん、体で覚えるしかない部分も多々あるのだけれど…。

 

 というのも(『というのも』というのは新人の山本の口癖だということをここに明記しておこう)、これは、アインシュタインの言葉で『君の祖父や祖母にそのことを説明できないのであれば、本当にそのことを理解したことにはならない』というフレーズが気に入っているからという安易な発想によるもので、とりあえず彼女には上述の2つの言葉を贈って、その場はお茶を濁した。
 
 教育というものに関係があるのかよく分からなかったので、その時、彼女には言わなかったのだけど、実はもう一つお気に入りのフレーズがあって、脚本家の井上ひさしだったか、あるいは小説家の井上靖だったかが、物語を書く上でのコツとして語っていたワードで、『難しきことを易く、易きことを面白く、面白きことを深く』というものがあり、これが誰かに何かを説明するときの僕の中でのまさしくキーワードとなっている。
 
 というのも(『というのも』というのは新人の山本の…以下略)、興味の湧かない話ほど頭に入って来ないことはないし、興味が湧く話とは須らく、教訓があり、面白く、分かりやすいものであるからだ。『ルパン三世』がただ黙々と泥棒をしていても、全く興味が持てないように、業務上のコミュニケーションにおいても、あるいは私生活においても、そうした姿勢で人と接することが、生活を豊かに送るコツではないかとも思っている。

 

 『というのも』というフレーズの後に本来されるべき前の節の説明部が、全く要領を得ない山本君には、是非ともこうした感覚を身につけてほしいような、どうでもいいような、って感じである。

 

IMG_5387.jpg

 

 そういえば、僕には口癖などないと思っていたけど、先日浅野から「はぁー、なるほどねー、よくできてんなー」という口癖を指摘され、そんな長い口癖あるわけないだろ、と内心思っていたものの、妻子を連れて行った幼少期以来の『ディズニー・ランド』でこのフレーズを連発している自分に気づき、愕然とした。

 

 この観察力があるなら、教育なんてそんなにたいしたことじゃないと思いますよ、浅野さん。

 

サクラ シェフ 石橋
 

 

  


 

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