そろそろ村上春樹の話をしようじゃないか

混乱の10代後半から暗黒の20代のはじめにかけて、 つまり僕がやがて太宰とニーチェに傾倒していくまでの間、



 

 

 

  

 混乱の10代後半から暗黒の20代のはじめにかけて、

つまり僕がやがて太宰とニーチェに傾倒していくまでの間、

最も熱心に読んでいた作家は例にもれず村上春樹だった。

 

 今となっては、僕の中では黒歴史化してしまっているけれど、

本というものを本格的に読み始めるきっかけを与えてくれたのは、

やはり村上春樹であったと言わざるを得ない。

 

彼の小説を読んだ事のある人なら、誰しもが経験あるはずだと思うのだけれど、

読んだ直後は彼のあの独特の文体にあてられてしまい、しばらくの間、

彼の小説の主人公的な思考で物事を考えてしまうという現象がしばしば起こったものた。やれやれ。

 
 クールでタフで、低俗な世間とは無縁でありながら、なぜか女にモテる、

しかもなんか特別っぽい女にモテる(←ここがスゲー重要だ!)、そういうことへの強烈な羨ましさと憧れが、

センシティブな10代の僕を…、ガチガチの童貞だった僕をどれほど苦しめたことか…。許すまじ、村上春樹。

  

今でも村上春樹の新刊が出ると手に取る程度には読むのだけれど、僕が年をとってしまったのか、

あるいは作風が変わったのか、おそらくその両方の理由で、いくら読んでもかつてのようには

心にまったく響かなくなってしまって、寂しい思いもしている。思えば年をとったものだ。

 なんせ僕は今年『ダンス・ダンス・ダンス』の主人公と同じ年になる………!!!

 

 
 
 さて、村上春樹の小説には登場人物が料理をするシーンが多く出てくる。

 

 村上レシピ料理.jpg

 

 今読み返してみると、どれもたいした料理ではないのだけれど、センシティブでガチガチの童貞だった僕は、

彼らが料理をする描写、そしてその先にある『モテ』に対して激しく憧れたし、

結局のところこの不純極まりない感情こそが、僕を飲食業という冥府魔道へ誘うこととなる原初的なものとなった。

 
その証拠と言ってはなんだけど、たしか『海辺のカフカ』が出版されたくらいのタイミングで、

彼の小説に出てくるさまざまな料理をピックアップし、レシピ化した『村上レシピ』という本が上下巻で発売されて、

 

 村上レシピ.jpg

 

この本こそが僕が初めて買った料理本だったということをここに白状しておく。

ちなみに、2冊目は吉川敏明著『イタリア料理教本(上)(下)』。

 

 今では、毎日『楽しい楽しい』飲食業ライフを送っているので、

こんなことを思い出す機会なんてほとんどないのだけれど、

先日書店で『騎士団長殺し』の平積みを見かけて手に取り、

そして、結局また元に戻したときに、当時のことをふと思い出したので、

とりあえずここに書いておこうと思う。

 

 
スーシェフ 石橋
 

 

 

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