料理マンガ推薦図書

クールジャパンの象徴のようにオタク文化がその地位を確立して久しく、紙媒体以外にも『ワンパンマン』


 

 

 



 

 

 


クールジャパンの象徴のようにオタク文化がその地位を確立して久しく、紙媒体以外にも『ワンパンマン』の

成功によるネットマンガの普及もあって、あらゆる題材をもとにマンガが作られている昨今、

今はまさにコミック飽和状態といえる。

 そんな中で料理マンガというジャンルも細分化が進み、『美味しんぼ』や『クッキングパパ』などの

誰もが知るクラシックな作品だけでなく、本格的イタリア料理の要素とエンターテイメント性の融合

という意味で、ある種の料理マンガの完成形を見せていた『バンビ~ノ』の登場、さらに『深夜食堂』や

『孤独のグルメ』などのハードボイル系飲食漫画によるドラマ化の成功というムーブメントも加わり、

現在日本のコミック業界には料理マンガニューウェーブとでもいうべきものが訪れている(と思う)。

 
 そういうわけで今回は、料理マンガ弱者であろう皆様に、

僕が読んだものの中からお勧めの作品をいくつか紹介しようと思う。

 

 まずは言わずもがな、アニメ化もされ『週刊少年』ジャンプで大ヒット連載中の『食戟のソーマ』。

 少年誌における料理バトルマンガの最先端で、エンターテイメント性に突出していて、圧倒的にクオリティが高い!

美味しい料理を食べると、服がはじけ飛んで素っ裸になるという演出は、もはや発明と言っていい。

 美食家や料理人を含め、簡単には「美味しい」などと感じたくない人間が、嫌が応にも美味しいと

感じてしまう屈辱感がこの素っ裸表現に加わり、必然的に女の子たちの食事シーンは注目せざるを得なくなってしまう。

 困ったもので、僕の友人の間でもこの『素っ裸になる美味しさアピール』が流行っていて、旨いものを食べると

すぐに『おはだけ』してしまうのだが、実際やってみると意外と美味しさの表現として的をえている印象もあり、

味覚表現として説得力も感じる。

 

 さて、お次は友人に勧められたマンガで、実際には存在しない架空の食材を元に料理を作り上げるという

超アバンギャルドな料理マンガ『ダンジョン飯』。

 ダンジョン攻略を目指すパーティが、資金不足のために食料を購入することが出来ず、やむを得ず倒した

モンスターを食材に料理を作っていくという話。有機的なモンスターに加え、動く鎧やミミックなどの食べ方も

紹介されて感心させられるが、個人的に最も感銘を受けたのはスライムの食べ方で、柑橘系の果汁を加えた

熱湯で良く洗ってから乾燥させて食べるという発想はすごいと思う。

 食材が実際に存在しないこともあり、ここで出てくる料理のうんちくなどは全くなんの役にも立たないが、

この無駄さにエネルギーを注ぐそのスピリットこそがこのマンガの一番の魅力と言える。

 

 ゲイマンガ職人よしながふみ先生の、ゲイカップルによる家庭料理の世界『昨日何食べた?』も間違いなくオススメ。

 SF映画を観ているときによく思う事だけど、ちょっと現実と外れた設定や状況で細部をしっかり描くと、

テーマの本質がより際立つように感じるが、自分とは違うゲイの人々の私生活のディテールをしっかり描くことで、

その生活の中で作られる家庭料理と、愛する人と共に食事を作って食べるその意味というものが、このマンガでは

しっかり感じられるように思う。

 

 一人暮らしのズボラジャンク料理の新提案『はなのズボラ飯』は、上記の『昨日何食べた?』とは対照的に、

夫が単身赴任しているために、一軒家で一人ぼっちのズボラな若奥様はなちゃんが、腹が減るたびに仕方なく、

面倒にはならない程度の際上限の努力をして飯を作るというもの。

 作っている過程の妄想全開シーンも楽しく、そしてなにより可愛らしい。

 作られる料理のジャンク度が激しく、独り者が夜中に読むとやばいマンガである。

 

 そして、女の子が美味しそうに食事をする姿にただただ萌えるための、飲食萌え系マンガとでも呼ぶジャンルが

最近確立してきていて、こちらもオススメ。
 『ビックコミックスピリッツ』で連載中、結婚式の当日に男に逃げられたまじめすぎる女の子が、美味しいものを

食べる時だけは悲しみを忘れるということに気づき、美味しいものを求めて彷徨うというストーリーの『忘却のサチコ』。

 
 元『ミドリ』というパンクバンドのボーカル後藤まりこが主演でドラマ化もされ、本当に女の子がおいしそうに

食べるシーンに萌えるということだけに特化した『たべるダケ』。

 
 『週刊ヤングジャンプ』で連載中、学園生活の中でただただ食べることが好きなだけの

(そして、そのことを恥じらっている!)女の子を描いた『もぐささん』。

  

 食事にお酒という最強要素が加わり、空手女子の武田梨奈さんが主演でドラマ化もされた『ワカコ酒』。

もうずっと彼女たちを見ていたい!強くそう思わせるどれもオススメの作品。

 それにしても料理を美味しそうに食べる女の子ってどうしてあんなにかわいいんだろう?

 

 それでは最後にイチオシを。『ジャンプ+』というサイトで無料で読めるもので、現在単行本化もされている

『とんかつDJあげたろう』というものがあって、これは超絶オススメ。

  
 とんかつ屋の跡取り息子揚太郎がクラブカルチャーに衝撃を受け、とんかつ屋とDJに数多くの共通点を見出しながら、

その両方を目指し奮闘するという、今、説明を書きながら僕自身が迷子になりそうになったけど、

本当にそういうストーリーのカオスでイルなマンガです。

 序盤に出てくる「豚をアゲるか客をアゲるかに大したちがいはねぇ!!重要なのはお前がグルーヴを感じるかだ!!!」

ってフレーズがサイコーで、このマンガの全てを物語っている。いま、必読の料理マンガ。

 

アゲ太郎.png

 ↑ ちなみに、このおじさんは主人公のアゲ太郎ではない。 ↑

 

それでは次回の予告を。

イタリアンの飲食業に携わっているにも関わらず、イタリアの文化に疎いと馬鹿にされる風潮がこの業界にはあって、

そういう連中に馬鹿にされないために観続けたイタリア映画の紹介をしようかと思います。

 

 それではまた次回『イタリア映画を観に行こう!』で。

 

スーシェフ 石橋

 

 <  前の記事   |   記事一覧   |   次の記事  >

 

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
Vinoteca SAKURA
ヴィノテカ サクラ

 

〒231-0011
神奈川県横浜市中区太田町4-47
コーワ太田町ビル1F
TEL/FAX.045-650-5450

 

営業時間. 17:30~3:00 (LO 2:00)
祝日営業時 17:30~24:00 (LO 23:00)

 

定休日.日曜・祝日(一部、特別営業の祝日もあり)

 

HPもご覧下さい!!
http://vinoteca-sakura.jp/

 

フェイスブックやってます! 『イイネ!』ボタンをぽちっとお願い致します。
https://www.facebook.com/vinoteca.sakura

 

ツイッターもどうぞ!
https://twitter.com/vinoteca_sakura

 

食べログにも詳しく!    

http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14002095/

 

Opentable(オンライン予約受付中!!)       
http://www.opentable.jp/rest_profile.aspx?rid=20309&restref=20309

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■